前田英樹『独学の精神』読み終えて、保坂和志『遠い触覚』買って読み終えた。
猫の死は意味とか物語になりにくい。それは一般的には「軽視される」ということになるのかもしれない。でももちろんそうじゃない。…の続きは私には書けない。
この作品の中の、保坂さんのお父さんの話の書かれ方と、猫たちの書かれ方の違いに、なんとなく上記のようなことを思った。
で、また今日も気持ちが千々に乱れて、散財した。磯崎憲一郎電車道』(ちょっと信じられない値段だった)、柳宗悦『手仕事の日本』、ラス・カサス『インディアスの破壊についての簡潔な報告』、フォイエルバッハ『カスパー・ハウザー』(後半2冊は保坂和志を読んでなければ買わなかったな)を買った。次はとりあえず戦争の映画史を再開する予定。