ギャレス・エドワーズのリブートGodzillaのトレーラー見た。ワーナー、レジェンダリーのロゴを続けて見るだけでもあがるものある。すでに破壊された街並を俯瞰でゆっくり動きながらとらえるカメラワーク。
ところで、ウィキのこのエピソードはよすぎると思う。

また、撮影のためにカナダへ入国する際、エドワーズは“ノーチラス”というコードネームを使ったが、その説明では不十分で『ゴジラ』の監督であることを説明すると、入国審査官たちに「ぜったいに変なもんつくるなよ!」と言われ、彼らと20分もの間、どうしたらよいゴジラ映画が撮れるかについて語りあう、というエピソードを披露した。
――http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9_%282014%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%29


本当は『パッション』、『クロニクル』、『R100』見たいところなんだけど体調良くないし、誰かとは見れそうにないタイトルなので見るとしても『そして父になる』かなぁ。


金井美恵子『目白雑録5 小さいもの、大きいこと』読み終えた。

目白雑録5 小さいもの、大きいこと

目白雑録5 小さいもの、大きいこと

ひとまず笑ったところ。
《(…)谷崎潤一郎にいたっては上野の蛇の目寿司でこっそり店に出している「鮪の凄い奴を大きな切り身にしてビフテキ風に焼い」たマグテキと灘の生一本を食通の友人と一緒に味わい「而もその晩は開戦当日のことなので、私は必ずフィリピンかハワイ辺から時を移さず爆撃機が襲来することと思い、ビクビクしながら食べていたが、そのスリルの故に一層その夜のマグテキは美味に感ぜられた」(「高血圧症の思い出」)という馬鹿ぶりである。》(p205)
《対談の相手の島田雅彦(震災直後、インターネットで「復興書店」を立ちあげる。初版上梓の時、版元から著者に送ってくる10冊がほとんどの作家たちのところでダブついているだろうから、それにサインをして売って、売り上げから最小限のコストを差し引いた金額――想像するだにささやかな、野菜の涙、ならぬ雀の涙という言葉を思い出してもしまう額だろう――を被災地に寄付する、という行動をいち早く始めた)(…)》(p223)
《(…)元皇族の地を引く竹田恒泰の「皇族をいただき、次の千年も輝き続ける日本に原発はふさわしくない」という奇抜な意見(…)》(p259)これは爆笑したなぁ…林真理子を思わせるすばらしい意見。
あとは安倍晋三岡本太郎芸術は爆発だ!」を引用したスピーチについて(p287)。この「意味不明」さはくっそいらいらする。オリバー・ストーンウォール街』を見てないだろ、と思わず言ってしまいたくなるくらいに頓珍漢な「ゴードン・ゲッコー」を持ちだしたスピーチにも通ずるばかさ。考えたやつがあほだが、それを起用しているやつもあほ。
そんななか、アレクセイ・ゲルマンの死に触れた章で、ゲルマンとエレベーターの同乗した時の思い、《長く生きていると後悔することはいろいろあるけれど、その一つが、あの時、私たちはあなたの映画が大好きです、今日のお話と新作をとても楽しみにしている、と伝えなかったことかもしれない。》(p269)という一文に遭遇するとはっとする。
あとがきで、稲川方人について《苛立った経験が思い出されはするのですが、共感することのできる言葉の書き手》(p299)と書かれているのを読むと、金井美恵子が編集者として稲川と関わった時のエピソードが思い出されて思わず口が緩む。


ジャスティン・ティンバーレイク『The 20/20 Experience 2/2』めちゃよい。当然のことながら。
曲間がなくほぼひとつなぎになっている。


ベネット・ミラー『Foxcatcher』がとんでもなくおもしろそうなのでふるえている。

チャニング・テイタムスティーヴ・カレルマーク・ラファロのキャスティングもさることながら、画が完全にフィンチャーみたいになっている。
スティーヴ・カレルによる、「Coach,is the father.Coach,is the mentor.Coach,has great power,on athlete's life...」という恐怖のナレーション、鹿に向かっていく画や、星条旗、など完全に見逃せないモチーフ。「SONY PICTURES CLASSICS」のオールドスタイルロゴもすばらしい。