アントワーン・フークア『マグニフィセント・セブン』


グッドナイト…ってかヘロヘロのイーサン・ホークが来る終盤のあのシーンでもうボロ泣き。その後のビリーとのシーンで笑いながら涙が止まらなかった…。イーサン絶対見逃しちゃだめだと強く感じた(なんで『ブルーに生まれついて』見てないんだ!)。
終盤の、教会に入って来るデンゼル・ワシントンにあっ黒いキリストじゃん…って思った後、チザムのある過去が語られてまさしく彼は(蘇生した)キリストであることが明らかになっておーっと思った。
やっぱりフークアは信頼に置けない。ファーストカットから弛緩しきってるのだけど、ではその緩んだ"手綱"をピンと張るのは誰かといえば、the last pure movie starであるデンゼル・ワシントンの登場なのだった。最後、「ファラデーは?」と言いながらデンゼル・ワシントンが振り返る時の、まるでカメラも監督も追いつけない様な(もちろん編集がそうなってるからなのだけど、それでもなおそう思わせる)速さにしびれまくる。
荒野の移動撮影やらガンアクションがびしびし決まりまくる(それでも馬の走っていくシーンはうーんって感じもあった)のはいいとして他ってか前半とかマジどうなんだ。
エンドロールにあの曲を使ってるので、あっマジでリメイクなんだ、と思った。
まぁネタバレにはならないとは思うけど、生き残ったのが…今の時代って感じすね。