マイケル・ベイ『トランスフォーマー/最後の騎士王』

ベイ監督は本作において当初から3D上映を想定。“IMAX 3Dデジタルカメラ”と最新機材の“ALEXA IMAXカメラ”を導入し全体の98%にIMAXカメラを使用、さらに“ALEXA IMAXカメラ”に3D撮影用のリグに2台搭載して撮影するという世界初の試みが行われました。
http://tf-movie.jp/news/2017/07/23/michaelbayimax/


このようにおっしゃられていたので、IMAX 3Dで拝見いたしました。でどうか?と言われますと、確かに冒頭の、中世の戦争シーンでのあまりにも多すぎる(と御大の作品に言うのは愚行かもしれません、それにしても多すぎ!)爆発、炎や火花の映像に、そのこだわりが生かされているようにお見受けしました。


対話でも討論でも交渉でもなく、徹頭徹尾「説得」が行われる映画。洗脳ではなく、説得によって登場人物が「改心」し、行動する。映画史上に残る"説得魔"を演じたこともあるアンソニー・ホプキンスの登場がそうさせたのか。
説得、といえば、例えば「声」のモチーフ、バンブルビーにも今回印象的な描写があったりするけど(本当の声こそが真実を相手に伝える=説得可能になる)、ケイドが娘に電話するも自分は話すことができない、なんてものもあるのに、それのオチがまさかのtextedって…まあ考えようによっては、新たに声を失ったケイドの代わりに、バンブルビーが声を取り戻した、と言えるかもしれない…かもしれない…そういう"惜しさ”がらしいといえばらしい。


ラストの大量オスプレイmeets高層空間での大乱戦もよかったけど(あの微妙な、宇宙に達さないくらい、とはいえただの空中戦とも言えない場所!)、個人的には、大量のドローンにひたすら追いかけまわされるシーンに新しさを感じて(とはいえあれがマジでリアルな現代の戦争なんでしょうけど)、敵の到来を待ち構える市街戦(小さな荒廃した街という舞台設定!)でのタンブルウィードの出現に笑ってしまった(満を持した登場の仕方、まるであれもトランスフォーマーのように見えたり)。



これ、ねぼけて(!?)書いたっぽくてまるっきり覚えてません。どこのこと?