中原昌也『死んでも何も残さない 中原昌也自伝』と九井諒子『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』買って読み終えた/ついに!自伝が出てた。楽しみにしていたので。何とも身につまされる内容だった。貧乏な都会っ子…/不愉快さ、について表明し続けられているのだけど、それは、物語にもできないし、共感させることも難しい部類のもので、その言葉にできなさ、が全編で語られていて(語られようとしていて)、それってつまり、小説なんじゃないか、伝えようとしてもなかなか伝わらない、誤解されてしまうかもしれない、でも言うしかない(言わずにはいられない?)、なぜならそれが攻撃であり逃亡であるから、というような語り、なんじゃないかと思ってしまうのは、中原さん本人の意図とはずれてるんだろうな/九井諒子はやっぱり好みの感じだった。ケンタウロスの妻、良いな。個人的にはもう少し、細部が欲しいとは思ったけど/チェルノブイリと聞くと、アメリカ版Godzillaを思い出してしまう/安藤裕子の「松田の子守唄」良すぎる/