ウェス・アンダーソンムーンライズ・キングダム』見た。ようやっと公開ですよ…。

今回シネスコではなくビスタなのが気になってしまった。冒頭からあのカメラ移動、空間移動がばしばし決まるのだけれど、その横方向の動き、が、シネスコのほうがよりイメージが強くなると思ったのだけれど…。生言ってすみません。
あと、シネマライズのスクリーンが歪んで、湾曲しているように見えた。あれどうなんだろうか。
と思って今調べたら、元々そうなんだね。しかし、正面から見たのだけど、やっぱ湾曲してたけどなぁ。
ともかく、なんかあんまり集中できてなかったかもしれない。キャストテロップが、めちゃめちゃ端っこに出てきてるのとか、今までなかったような動きのあるエンドロールとか…。まぁ、本編の内容に関係ないことなんだけども。
この子供らの面構え、表情を見るだけで、十分だ、と思わされてしまう何かがあった。女の子の、顔に表れているゆがみとか、すげぇな、と。こういう子供を見つけてくるのもすげぇし。
しかし、終盤のアクションは、やはりブルース・ウィルス御大を召喚してしまったからこそ起こってしまったのかと思ったり。最近、御大の磁場にやられている映画を見ているのでつい、そう考えてしまう。
ティルダ・スウィントンは、そらそうだよなぁ、というはまり具合で(というかこの人、なんでもいけんじゃないだろうか)、エドワード・ノートンもばっちりだったけど、オーウェン・ウィルソンでもよくないか?
いや、否定的じゃあ、ないんだけど。実際最後の、窓際での、男の子と女の子の別れ、には泣きそうになってしまったし。双眼鏡で見ずとも近くに感じることができる距離、というのもまた…。
うーん、もう限界か…。