めいめいとかななんどんだけ芸達者なんですか。寸劇のくだりがうますぎだろ。りなぷーの間はなんなんだ。あやちょのトーンの低さ(声、こんなによかったのか)。
あとアウト×デラックスみたけど、尺短いのでちょっと不完全だった。岡井ちゃんの男発言はしびれた。


スパイク・ジョーンズher/世界でひとつの彼女』見た。

ホイテ・ヴァン・ホイテマのカメラでの上海の高層ビルから見える夜景や西日に照らされ満たされる空間は美しさ。壁のイラストや吊るされたモビール、カラフルで透明なパーテーション、冒頭のオフィスを見るだけで、プロダクションデザインのセンスの高さ(「ありがちさ」の最高レベル)に頭がぴりぴりするくらい(ほめてます)。OSの端末がただの名刺入れっぽいのもしびれる。もちろん衣装も(オレンジっぽい朱色のシャツ真似したいし、黄色いボタンダウンは前から欲しかったし)。
言葉と、共に在る声の響きや言い方、話す時の様子が、反している時がある。「あなたは大丈夫?」と訊かれ、「大丈夫だ」と言う、というやりとりのなかで、それが起これば、質問者はその回答をそのまま鵜呑みにしない。震える唇で我に返ってしまう。OSと人間の恋愛、ということ自体が問題になる訳ではなくて、それ以前の、言葉が第一になる(なってしまう、ならざるをえない)コミュニケートという行為が持つ問題、が描かれている。だから、エミリーと夫の会話(果物をジュースにすることについて、や、彼女のビデオインスタレーション?的なドキュメンタリー映像への指摘)、エイリアンの子どもとの会話(口汚くしないと意志が伝わらない)、同僚の賛辞(半分男で、半分女)、「ママ」がポイントを稼ぐゲーム(集めるのは他のママのjealousy)、といった、意味や主張が強い部分が出てきてしまうのはしょうがないのかもしれない。
ルーニー・マーラがいきなり激ぎれするところ、こわかったなぁ…。そういやホアキンとエイミーって、『ザ・マスター』じゃねぇか。オリヴィア・ワイルドとか、出てきて嬉しかったクリス・プラット(がたいが良すぎない?)含め、キャストは大好きだ。
ひとりでのビデオゲームは、『再会の街で』の「ワンダと巨像」を思い出したり。緑の色みも。

かわいいし笑える。お気に入り。