完全に遅ればせながら、2014年の映画ベスト。
10作におさめるの無理だと悟り、ベスト20にした。
2. マーティン・スコセッシ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
6. リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』
8. 山崎貴『寄生獣』
10. ウェス・アンダーソン『グランド・ブダペスト・ホテル』
11. 劇団ひとり『青天の霹靂』
13. 三池崇史『喰女-クイメ-』
15. 三池崇史『神さまの言うとおり』
以下雑感。
1位と2位は、ともに。アメリカの「貧しさ」と「豊かさ」について描かれている、ように思う。なぜそれに魅かれるのかは今のとこわからん…。
3位は忘れられない細部の豊かさ。演出の巧みさ(俳優への委ね方のバランス)。
4位、同じこと言うけど『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』が良いならば今作も良いと思う。しかもそこに映像美が加わっている。
5位・10位はそれぞれの監督の明らかに総決算でありつつそれまでの作品を逸脱し超越している部分もありそこに感動した。
6位はともかく、すさまじく異常な映画。時間そのものが映画であることを見せつけられた驚き。
8位は傑作であることがうれしすぎる。その短さがなによりも物語っている。
13位、15位と、三池作品2本入れてしまった。でもしょうがない、おもしろいのだから。
17位は明らかに『ゾディアック』の系譜にある。しかしフィンチャーはノンフィクションを題材にした方が良いのではと個人的には思っている。
19位と20位はまぁ応援の気持ちも正直あるし感謝の気持ちもある。申し訳ないが。
次点としては、
ポール・フェイグ『デンジャラス・バディ』
ピーター・シーガル『リベンジ・マッチ』
ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ『ベイマックス』
中島哲也『渇き。』
清水崇『魔女の宅急便』(ここで挙げとかないと忘れてしまいそうになる…)
コディ・キャメロン、クリス・パーン『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』の可愛さも忘れがたい。
そしてなにより、と、ブルーレイだったけど、マイケル・ベイ『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』(トランスフォーマーでなくこれ!ド傑作!)
さらに雑感。
ジェームズ・ボビン『ザ・マペッツ2/ワールドツアー』、アントワン・フークワ『イコライザー』は、事前に期待値が高まりすぎた。ゴジラもそうか。
ベストオブかわいいおっさんは、パトリック・ヒューズ『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』。