テレンス・マリック『聖杯たちの騎士』


ネタバレ2つほど。「身体を鍛えて女を犯す主婦よ」というセリフが出てきます(何を言ってるかわからない)。あとジョー・マンガニエロアントニオ・バンデラスに『美男子だねぇ」と褒められるくだりがあります。
絶対わざとだと思うんですが、なぜかジェイソン・クラークが出てて、クリスチャン・ベールと新旧ジョン・コナー夢の共演となってました。しかも今作と『トゥ・ザ・ワンダー』で新旧バットマンを制覇したということにもなってるの完全にわざととしか思えない(タイトルもknight of cupsだし…)。やたらと豪華なキャスティング含め、マリック先生のミーハー度高まってる。でもエンドロールにジョエル・キナマンの名前があったんだけど全然気づけませんでした。やばい。
ケイト・ブランシェット様がお出になりあそばした瞬間のピリッとした感じ。チャンベから渡されたジャケットを襟を立たせていきなり着こなしちゃう。2人で横になって抱き合うのもケイト様だと舞踊になる。
あと地震のシーン。単純にどうやって撮ったのか。家ごと揺らしたのか?もしくはセット+合成?(そうは見えなかったけど)にしても、あれだけやったんだからカメラは揺らさなくても良いのではと思った。
よたよた歩きのペリカンのシーンなんか好きなんだけどあれ本物か…?
はっきり言ってGoProの画は安っぽすぎるし、冒頭の宇宙CGがクオリティ含めて勘弁してほしい(ツリー・オブ・ライフの恐竜!)し、水族館というロケーション(子供を出すのとか)もこの時代にすげーセンスだなと。
今回は大丈夫かなーと思ったけどラスト15分あたりでうとうとしてしまった(決してつまらないからではない。面白かった『トゥ・ザ・ワンダー』でもやらかしたので)。
でも自分でもよくわからないんだけど、ずっと見てられる不思議さよ。下手したら見ながら違うこと考えてるもんね。