ブレット・ラトナーペントハウス』見た。

ヴィクトリアズ・シークレット、スワロフスキー、GAP、トイザらスバーガーキング、といった、企業によって(しか)、現代人は自分を表現することが出来ないのか、――資本主義社会において――、いやそんなことはない、まずは自分の技術、知識、によってだって、生きていくことはできるはずだ。それはプロフェッショナルになる、ということ。「タワー」に住む人々の特徴を頭に叩き込み、不都合のないようさりげなく、しかし確実にサービスをする。
資本主義から逸脱する方法はもう一つある。それが犯罪だ。誰かの金を奪うこと。
ベン・スティラー=ジョシュは、この映画のなかで、前者から後者へ移行する、のだけれど、それで終わりではない。仲間のために行動し、償いを受けることも、それを言えば、激しいアクション、――ものすごく素晴らしいきれきれの走り、高層ビルでのぶら下がり(トム・クルーズのごとき)――、なんかも、逸脱、資本からの逃走だ。