初めてIKEAに言った。港北の。構造、システム、飲食物、内装、立地、のディストピア感はんぱなかったなー/車で行ったんだけど、行きの車中でスカート『月光密造の夜 live at shibuya www』を聴いていて、もちろん良かったのだけれど、帰ってきイヤフォンで聴く方がより染みた/OGRE YOU ASSHOLE『homely』聴いて良すぎて震えた。『しらないあいずしらせる子』を聴いて、単なるポストロックだなぁと思いその後を全然追ってなかったけど…これはすげぇ。『100年後』もやべぇんじゃないのか/の子氏が、くるりは最初の2枚、と言っていたらしい。さすが/おそらくメジャーデビュー後の2枚を指しているものと思われる。『さよならストレンジャー』と『図鑑』だもの。ものすげーぴりぴりして、ひりひりしている時期/日高優『現代アメリカ写真を読む』を読んでいる。写真の抑圧と尊称、ねじれた2つの視線を持つ/帰りの車、多摩川を渡る橋の上、台風でぐらぐらゆれていた。ちょっとおもしろかった/









よし、書いてみるか。
吉田大八『桐島、部活やめるってよ』見た。

ほんとにねぇ、傑作なのよ…。それしか言いようがない。モチーフとしてつながりはないんだけど、この肉薄さは『ヒーローショー』に通ずるものがある。どうしようもなさというか。
深読みや、小難しいことは、すでに言う気が失せているので、ただ一つ言うならば、もう当分見たくないです。この女子4人のカットからにじみ出す恐怖感!!!怖いなーほんと、高校生は。

教室、部室、体育館、校庭、屋上、職員室、更衣室、校舎裏、…学校という一つの枠組みの中にある、物質的にも精神的にも無数に区切られた細かな空間同士の、位置関係、互いの見え方や音の伝わり方、そして、それらのずれ、による歪み・不穏さ、繊細な描き方、が素晴らしい。そうした不愉快な空間に、我々は確かに、ある一定の時を過ごし、費やしたのだという、絶望感と途方もなさ。バスの車中でも、シネコンでも、夜の公園でも、我々は、面と向かい話すことはできず、かみ合わないか、一方が他方をやり過ごすことしかできず、唯一である携帯によるつながりが消滅すれば、コミュニケーションは右往左往するしかない。
そして、東出昌大が本当に素晴らしい。この存在感、立ち居振る舞い、発声の仕方、視線の動かし方。心から拍手を送りたい。もちろん落合モトキも最高。まじむかつきます(ほめてます)。
ウディ・アレンミッドナイト・イン・パリ』見た。

順序的には、こっちが先なんだけど。はい、不愉快度200%、冷汗かきまくり、何度も目をそむけたくなる人間しか出てきません。
冒頭、パリの風景が次々映し出されるのだけど、その紋切り型、観光案内のような映像、が、まさに、この映画の登場人物のパリの捉え方そのものなのだ、もっと行ってしまえば、世界の捉え方そのものである。だから、彼は(私たちは)、おそらくその時代の、その場所に行っても、満たされない、不満を持ち続けるしかない。
ジョス・ウィードン『アベンジャーズ』見た。

この写真を見て、どれだけ待ち望んだか…。
最高の“基本形”。言うまでもないストーリーの、フルスロットルな完全版。はい、終り。次も楽しみ。深く考えたいけど、疲れたよ。