坂口恭平『モバイルハウス 三万円で家をつくる』読み終えた。
あいかわらず、正しいことしか書かれてないな、坂口さんの本は。
新しい公共についての本だった。しかも、はなっから、古い公共=現政府、を変革しようとはしていない。むしろ、その古さのなかから、美味しいところだけを利用して、あとは自分(たち)で勝手にやっていく、という論理。
だからこの考えが、多勢になってしまったらだめなのかもしれないと思った。あくまでカウンターとしてしか作用しないような気がする。
基本的に、パンチライン続出の本だった。
《小さな家と、都市全体を自分の家のように利用する(…)》(p141)
《(…)必死に同一平面上で行動するのではなく、全く別のレイヤー(層)に自らを置き、(…)》(p168)
《僕は貨幣のことを「考えない技術」と呼んでいる。》(p173)
《人間は忙しすぎて、試す時間を失ってしまっている。》(p185)
まぁ…もっともなんだけど、前にも書いたけど、確かにこれじゃああずまんとは相容れないよな、と。


The Internet、新曲がくそ最高だったので、『 Purple Naked Ladies』聴いてみたら、案の定よかった。リピート中。あと「ロマンスの途中」も。


なんかふと、思い出した。
渋谷ブックファーストで連続して佐々木敦見て、本屋にどんだけ来るんだこの人(自分もだけど)と思ったのだけど、あれはほんとに本人だったんだろうか。


山崎紗也夏『セイレーン』じわじわおもしろい。というかここにきて、また猟奇殺人ものの漫画増えてきてないか。サイコメトラーEIJIも復活したし(かなりぐたぐだだけど)。


きっかの2nd、良いのは「きっかけはYOU!」のアコースティックバージョンなんだからどうしようもない。