高畑勲かぐや姫の物語』試写会で見た。

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
おもしろいと思うのは、やっぱりメタモルフォーゼ、変態の描写。ぽんぽことか、山田くんでもあったような。ただあんまり無かった…。
想像してたのは、かぐや姫の疾走が、様々な時代を、世界を、宇宙を貫き、複数の姿に変わっていき、…みたいな。今敏千年女優』のようなのを勝手に思い描いてたけど、違った。
公開されたのちの、色んな人の評価を読みたい。


岡田利規『エンジョイ・アワー・フリータイム』読み終えた。
「フリータイム」のラスト、核心に迫る言葉がぽんぽん出てきて、なんからしくないと思ったけれど、まぁ岡田利規の戯曲読むの初めてだったのでそんなもんかとも思う。しかし他の2作品はそうじゃなかった。
「エンジョイ」では、男性は徹底して下衆く、心許なく、弱い。対して女性は、それを糾弾する。という構図が形成されている。セリフや言葉はおもしろい。どうやって上演されているのか気になる。


今月の婦人公論西原理恵子×桐野夏生クリス松村インタビュー(達郎ファンだったのか!)、極めつけは、あっちゃん×綿矢りさ、っていう読み応えありのやばい記事多かった。


群像の青木淳悟、まじくるってるなー。鬼平とは…。もうほんと最高すぎて読みたくない。


あと丹生谷貴志が『未明の闘争』、というか保坂和志の小説について、女性がヴィヴィッドだけど類型的、と書いていて、あー確かにと納得した。んで、まだ途中の『未明の闘争』ちょっと読み進めた。
《おまえ、前世の記憶を科学じゃなくて怪談だと思ってないかと私は言った。》(p128)
こういう、一挙に把握しずらい取り違えをする人物、保坂小説っぽい。