ヨーゼフ・ロートラデツキー行進曲』上巻読んでる。
《ソルフェリーノの英雄と並んで、ユダヤ人酒場の主人の白い髭に覆われた顔も見えるような気がした。その孫が連隊付き軍医のドクター・デーマント少尉なのだ。そして少尉は、死者たちが生者たちを呼んでいると感じ、まるで自分自身が早くも明朝、七時二十分に決闘に臨むような気がした。決闘に臨んで倒れる!倒れるのだ!倒れて死ぬのだ!/(…)彼はもはやカタリーナに会えなかったように、もう決して友人に会えないであろうということも、また確かだった。もう決して会えないのだ!カール・ヨーゼフの目の前には、このことばが岸も境もなく、音を失った永遠の死の海のように広がっていた。》(p191)


イコライザー』のこと悪く考えすぎた感ある。印象的なのは、傷を治す(というか止血する)シーンが2度あること。その2つとも、一見敵へのトラップを仕込んでいるように見えるところがよかった。


ツタヤのDVD無料レンタル券があったので、山下敦弘もらとりあむタマ子』借りて見た。

ひたすら食い、まんが読み、テレビ見て、寝る。一般的な日本の家屋で(店先と室内の切り返し)、風景で、建築物で(公民館の、ガラス戸とテレビと黄色い扉)、いかにショットを実現するか。夏の章、駅のホームに佇む同級生を見つめるあっちゃんの顔、なんということだ…。発話、声の出し方が素敵。少年の趣がある。あの髪形になった時、オーディションを受ける(アイドルを目指す)んだろうなというのがわかる。