ベンヤミン『暴力批判論 他十篇』を読み進める。「認識批判的序説」を読んでいたのだけど、なんとか…でも、おぼろげな理解しかないような気がする。
「理念」「真実」「真正さ」「本質的なもの」、らへんは、なんとなく同じイメージ。それらは、孤立他のそれらと孤立していながら(空の「恒星」同士のように)、並ぶ(「星座」のように)、ということで、総体性も獲得する。
また、「理念」「根源」は、両義的な性格である。
《理念は、総体的であると同時に、これと対照的に孤立性を絶対に手放さずにいることを特色としていて、モナド的な構造を持つ。理念とはモナドなのだ。(…)理念はモナドだ―ということは要するに、ひとつひとつの理念が世界の像を内包している、ということである》p141-142
孤立の芸術、の重要性。
「一方通行路(抄)」(短くなってるやつ)は、なんというか、…面白いけど。「貧乏は恥ではない。」の文章ものっていた。