リドリー・スコット『プロメテウス』見た。

風景の話から。
白い、異星人と思われる生物が登場する大きな滝のある荒地、実在する土地を空撮しているというよりむしろ、CGに思われるくらい鮮明に「不純物」のない場所を、カメラはゆったりと上空を動きつつ捉える。美しい画だ。
もう一つ。発見に導かれた宇宙の旅の末にたどり着く惑星。緑のない、土と砂と岩の大地。広々としているのに不思議と圧迫感があるのは、活動する舞台が限定されているからだろうか。
この2つの風景、間に途方もない時間と距離(この場合、お味ものかもしれない)が存在する、――劇中では語られないが、リドスコ曰く、冒頭は、40億年前の地球らしい――、が、奇妙に似通った(それは前者が後者を模倣して「作成された」場所だからかもしれないな…テラフォーミング?)、この両者、そして、2つの「宇宙船」に、混入、のモチーフが、通奏低音のように描かれる。
混入、侵犯、が、始まりであり、終わり(の序章)となり、また新たな旅立ちとなる。
侵入する側、と、される側、には、双方向的なコミュニケーションは起こらない。一方的な創造(ゆえに目的は不明)と破壊(突然降りかかる暴力…唐突な終幕と破滅)が在るだけ。…それすなわち神と人間じゃないか。
もうベリーズステーションと美しくってごめんねのDVD出てたのかよ/塩味電気、とがわK、村主、が載ってると町内会の4コマ読むから、この人たちが好きなんだと気づく/渋谷で三池監督を見た。例によって何も言えません/『アウトレイジ ビヨンド』と『莫逆家族』のポスターデザイン…/エビスのクリーミートップ旨い/シェフェールの読み解き方、というか、映画の捉え方、をまねれば、ある作品について、良いこと言えそうだから怖いな。綜合されないばらばらの身体が描かれる=映画、とか/久しぶりにまじめに考えたら、すげぇ時間かかってしまった。4時間…/

これを鬼のようにリピートして聴いてしまった。良い曲、ということもあるけど、フロウの違いがおもしろいなーと。