CLANNAD』を、After story含めて見終わった。

まぁだからなんだってこともないんですが…。
全然関係ないんだけど、アニメばっかり見ていたらだめだし、アイドルばっかり聴いてたらだめだと思った。どん詰まり感ある。何か、どこにいっても、同じものしかない、という風な。うまくいえないのだけれど。
あ、例えば…アニメアイコンの人のつぶやきをたどっていくと、いつまでたってもアニメアイコンの人たちの輪から抜け出せない、というような感じか。
まぁそれで何が悪いの、とも思うけど。悪くはないんだけど、うわっ、て思うだけで。
結局、どんなにいろんなものをとりこんでも、そういうものに帰結してしまう感じというか。
えーと、クラナドの話か。
自分が思い描いていた結末は、こうだった。
朝、少女が一人目を覚ます。背中まで伸びた髪を揺らしながらすくっと起き上がる。隣の布団には、顔が見えない男性が寝ている。彼女は朝の準備をする。シャワーを浴び、学生服に着替え、台所へ。どうやら朝食と一緒に弁当をつくったようだ。そこにメモを書く。「お父さんへ…」眠っているのは父親らしい。カレンダーには「夜勤」の文字。食事終わって、バックに自分用の弁当をいれ、外へと飛び出してゆく。
朝日の中を力強く歩いていく。まるでスキップしているかのように見える。何かの店舗の前を通り過ぎる。少し造りが変わっているが、看板には「古河パン」の文字。と、彼女は店の前に戻ってきて、店内に挨拶をする。返って来るのは聞き覚えのある男女の声。そして歩き出す。今度は少し駆け足だ。
その次に通るのは、保育園。大きく手を振りながら、先生、おはよーと園内に呼び掛ける。それを喜びつつもたしなめる女性の声。
すれ違った車がクラクションを鳴らす。ふと振りむくと、運転手が窓から声をかけた。親しみのこもった、少々軽めの男性の声。仕事、がんばってね、おじさん、と彼女は声をかけ、おじさんじゃねーよ、という返事を聞いたか聞かないかのうちに走り出す。
学校へと登っていく坂には、桜が咲き誇っている。その時、少女の目の前に女生徒が一人立っている。ショートカットだが、同じ髪の色。その姿が見えているのかいないのか、少女は立ち止まる。そしてゆっくりを歩を進めると、2人の姿はいつしか重なり合う。
「それでも、この場所が好きでいられますか?」
ふともれたその言葉を本当に発したのはどちらなのか。我に返ったように彼女は、(彼女たちは)、坂を駆け上がっていく。
好きだよ。心の内で、少女はその問いかけに応える。大切な人たちが、いるから。
…どうだ。何だこの長文。ひどい。きもい。
でも、そういう風に、順当に、地に足ついて終わると思っていたんだ。まぁ、んなわけなかったんだけど。
こないだの、『009 RE:CYBORG』のラストを思い出してしまった。さしたる理屈もなく、神に触れ、ハッピーエンドになってしまう。思いの強さ、みたいなもので。
また、話が戻るけれど、昨日、タワレコドミューンで、フライング・ロータスのライブを見ていて、それがかっこよくて、今日ずっとアルバムを聴いていた。あと、ケンドリック・ラマーも(なぜかめっちゃ使っていたので)。…いや戻るというか、こういう音楽を聴かないとなぁと思った、というだけの話。