なんかよくわからんけど、今日も会社休んだ。…。
買って読んだ本。
三谷幸喜松野大介三谷幸喜 創作を語る』

三谷幸喜 創作を語る

三谷幸喜 創作を語る

思いがけず一気読みしてしまった。おもしろかった。一応三谷ファンの端くれとして、怖気付いてないで『ステキな金縛り』見ないとだめだな。
三谷さんの、登場人物を成長させないという強い姿勢、市川森一からの影響など、明らかに宮藤さんと通ずる。
《(…)新選組の連中は本当に情けない。だから好きなんですよ。あの人たち、何もしてないもん(笑)歴史をちょっと遅らせた感じだから。》(p165)そーなんだよなー。この史観があるから『新選組!』はおもしろかったし、自分にとって他の大半の新選組ものはうけいれられない(そんな立派な集団じゃない)。
《『ジュラシック・パーク』観た時、僕はすごく感動したのに、「人間が描けてない」って批判されてた(笑)。あれだけ恐竜が描けてるんだから、人間が描けてなくていいじゃん! って思う。》(p240)これ、案外三谷作品の真理かもな。


環望『ハード・ナード・ダディ - 働け!オタク!! -』

表紙の不安そうな奥さんの表情にひかれて買った。
なんか、どよーん。主人公の夫のちょっとした言い回し(「なんだメシ作ってねーじゃん」とか…いや、文脈無視してもアレなんですが)にちょいちょいいらっとしたり。プラモを作って壮観…みたいなんも、えっ?と思った(そのあとしっかり友達につっこまれてるけど…「ガンプラ組み立てなきゃ引き取り手たくさんいたのに」…)。
「金」とか「命」とか「死」とかのモチーフをさりげなく描いてる。偶然を装って。そこが面白い。
あと巻末おまけまんがで、登場人物の一人であるアシスタントが、初めて出来た彼女にアニオタであることを告白して一緒に見たアニメが、『坂道のアポロン』『東のエデン』だというのを聞いた先輩おたくたちが、そのセレクトは日和ってるとして代わりに出してきたタイトルが、まどマギとか中二病とかはがないとかスクールデイズ、とかで、それも別に…そんなエッジきいてないと思った。まぁどうでもいいことですが。要は萌えアニメだろ、ってことなんでしょう。


HELLO!PROJECT COMPLETE SINGLE BOOK』

値段でずっと悩んでたんだけど、巻末座談会の充実っぷり(tofubeatsベボベこいちゃん、嶺脇社長、プー・ルイ×大森靖子)プラス、メインどころの編曲者の人たちのインタビューもあったので、買うしかねぇ、と思った次第。
しかしやはり松浦亜弥は重要だな。世代的には完全リアルタイムだしシングル曲はほぼすべてわかるくらいなんだけど、いまいちピンと来ないままここまできてしまってる。
モー娘。の初期とか、黙ってても強制的に曲やらメンバーやらを覚えてしまう、という時代だったなぁ…飲茶楼とか、なつかしい。それがいつしか自然にわからなくなった、と感じた時があって、多分中学から高校の間くらいだったと思う。その時実感として、あーもう自分から覚えようとしないと(主体的にならないと)こういう知識はあたまに入ってこないんだなぁというのがあった。それが年齢なのか、なんなのかはわからないが。