ダニー・ボイル『T2 トレインスポッティング』


UK訛りをめちゃくちゃ浴びに見に行きました。久しぶりに見たベグビーのチンピラっぷりに感慨深いものあった。
まず冒頭、ジムをとらえるカメラワークの良さ。ジムがこんなに良く見える映画あるかよという。鏡張りの柱の見せ方。それ以外にもランニングマシンの前にも姿見。この物語は鏡で始まり、最後は鏡が粉々に砕けてばらばらになる。
そして、"回想"の作家としてのダニー・ボイルにとって、続編という枠組みは格好の題材だろう。しかも今回は1作目よりさらに過去を振り返ることで、1作目もまた"回想"の映画だったと定義し直している。