昨日まで『リアル〜完全なる首長竜の日〜』やってたシアターで、新海誠言の葉の庭』見た。規模的にいれかえたのか、だったらうれしいんだけど…。

秒速5センチメートル』や、『雲のむこう、約束の場所』、『ほしのこえ』を見たときと同じことを言いたいと思う。
作画のクオリティの圧倒的な高さ、誰もたどり着けないきちがいっぷりはもうわかった。今回に関しては、いつもの光への異常なオブセッションに加えて、絶えず滴り続ける雨粒、揺れる木の葉、といった、細かく繊細な動きを同時に描くという、とんでもないことをやっている。それはつまり、晴れやかな青空や、澄み渡る夕焼け、といったものたちではなく、今までになかった曇り空の深み(でもそこにすらも、人工的なものや、雲間から覗く太陽という形で、光を混入させているんだからすごいな…)も表現している、ということ。雨音と、風の吹きつける音、音響も多面的でよい。だからこそ、頼むから、別の人に原作をやってもらうか、既存の作品を使ってほしい、ということ。
無論、この画を見せるためのお話、だということはわかっているのだけれど。
そして、良い曲ですべて収めてしまう、という手法もさ、もういいって…。秦基博の「rain」最高だもの、ずるいっすよ。
星を追う子ども』見ていないのに気づいたので、見ようとは思う。
瀬川はじめ東京ESP』8巻買って読んだ。ともかく徹底的にハードな展開、窮地に追い込まれる登場人物たちの受難を、リアリティを持って、描いていこうとするのがすばらしい。それが何よりも、ストーリーを追いたいと感じさせているから。アニメ化も喜ばしい。それに今気付いたけど、条幕蓮=ジョン・マクレーン、か。だからか…。